草模様



和47年〔高校二年生の頃〕

左が
さとちゃんです。右の12弦ギターは鈴木君です。

高校一年生の時
 古いフォークギターを3000円で

中学校の友人 大隅君から譲ってもらった。

コードC とAm とG7は簡単に押さえれたが
 F には難儀した。

巧く 左手 人指し指一本で
6本の弦を押さえる
ことができなかった。
握力が弱いのか 指力が弱いのか
ちっとも良い音がでなかった。
それでも 諦めずに 毎日ギターをなぶっていたら
何時の間にか きれいに F を弾けるようになりました。

高校二年の文化祭では
クラスの仲間と
上条恒彦と六文銭の 「出発のうた」で
ステージ デビューしたりして・・・・。

下手だったけれど
結構 受けましたに。

もう 30年位 経ってしまったのですね。憶えていますか?


そう、そう、
吉田拓郎なんか 特に好きでして
「マークU」 とか 「イメージのうた」
よく 一人で 歌っていましたよ。

題名は忘れてしまったが
「古い船には新しい水夫が 乗り込んでゆくだろう。
古い水夫は知っているのさ。新しい海の怖さを。」

なんて歌は 今でもカラオケで
ひとり密かに 絶叫している。

店を出て行く時 誰にも聞かれなかっただろうな・・・

 辺りをキョロキョロ 見回したりして・・・。

少し 恥ずかしい。44歳。
もう、僕は 古い水夫だ。


高校の時はフォークソングに はまっていました。

ちなみに
 PHSの着信音には 僕のテーマソングとして

上条恒彦の「サトウキビ畑」 が打ち込んであります。

この聞き慣れない 着信音が 流れると
職場の
若い同僚たちは
 

「なんだ ほれ。」

と いう顔をする。

それを見て
少し 優越感を 覚えたりする
今日 この頃です。

僕等は
 彼等の経験していない 
熱い時代を
駆け抜けて きたのだ。

〔 クエッ、クエッ、クエッ。〕


それでは またな。


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